噛むことは健康と美しさの始まり

ラクして、健康的な美しい体になりたい
多くの方が、一度くらいは思ったことがあるのではないかと思います。

昨夜、NHKの「ためしてガッテン」を見ていましたら、特別に運動をがんばらなくても、特にお食事の量を減らさなくても、成功率96%というダイエット方法を紹介していました。こちら、箸の上げ下げのお作法を取り入れつつ、食事の際、一口毎に箸を丁寧に置くというとてもシンプルな方法。食事内容は普段通りですが、よく噛む ということがキーポイントです。

噛むことにより脳が刺激されると、満腹感も得られますし、痩せやすくする細胞(褐色脂肪細胞)が活性化され、徐々に体重が減少していくのだそうです。よく噛むことが重要ですので、やわらかいお食事ばかりの場合は効果は少ないようですが、要はこの方法、食事を、一口一口よく噛んで、味わって頂く。ということをきちっと意識する食事法のようです。

↑食事の楽しみ方として、とても基本的なことのように思いますが、頭ではわかっていても、忙しいとついつい・・・
食べる時間がばらばらになったり、
スピード重視で詰め込むような食事をしたり、
考え事や何か作業をしながら食事をして、
あとで食べた内容を思いだせなかったり(ー_ー)?・・・。
(あ~ 身に覚えが・・・・。)

よく噛んでバランス良く咀嚼

お仕事や育児など、ライフスタイルは様々ですから、毎3食できなくても、とりあえず1食だけでも実行してみるのは良いかもしれません。
一口を口に運んだら箸を置く。
箸を置いてから咀嚼を始める。
美しい所作で、会話を楽しみながらお食事することも、重要なエッセンスでしょう。シンプルな方法ですが、食べるということを、改めて顧みさせてくれる良い方法だと思いました。

さて、ここでもう一つ重要なのが、噛みかた
噛む際、左右でバランスよく咀嚼をするということも大事です。

例えば、どちらか一方だけが噛みやすくて、ついつい噛みやすい方だけで偏った噛み方をしていますと、よく使っている方の歯の消耗が激しくなってしまい、歯が浮くような感じがしてきたり、知覚過敏などの症状がでることもあります。

また、お顔の筋肉の厚みが左右非対称になって、お顔が歪んで見えたり、顎関節症の原因になったり、と、いろいろな影響を及ぼす場合があります。きっちり全体で噛めるということは、歯全体の寿命を長く保つことに密接に関連しています。普段意識していなくても、私たちが生活するうえで実に多くの重要な役割を担っている歯。美味しく食べたり、噛むことで脳を活性化して頭や体を元気にしたり、体に栄養を取り込みやすくします。

また、「歯ごたえ」という快い楽しみを与えてくれますし、お顔の印象や表情を形づくる上でも欠かせません。一口、一口を大事にする今回のお食事法、噛みしめる際に、ご自分のかみ合わせ、歯についても、ひととき、向き合ってみるのはいかがでしょうか。

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